LibreOfficeのDrawを使って、時々チラシみたいなものや、貼り出し広告作っていますけど、ちょっと困ったことがあったのでメモします。
私が現在使っているバージョンは現時点での最新バージョン: 5.2.6.2です。
この時点でも発生しているというか・・・Drawはあんまり開発されていなのかな・・・という感じで残念ですけど、前からある不具合のメモです。
1:レイヤの表示・印刷・ロックの状態がファイル保存後、改めて開くと崩れることがある。
チラシ等をある程度作り込むとレイヤ(CADや画像ソフトのようなレイヤとは少し感じが違いますが・・・)も複数になります。
Drawではレイヤタブを右クリックすると「レイヤの変更」という項目があり、ここで、表示のON・OFF、印刷するかどうか、ロックするかどうかの三種類を決められます。背景やトンボなどはロックしておくと編集時に無用に選ばれないし、用紙枠を表示のみで印刷もしないけどロックはしておきたいと言う時に非常に便利です。
ですが・・・この機能が、ファイルを一旦保存して、再度開いた時に崩れることがよくあります。内容が消えることは(ほとんど)ありませんが、この三種類状態のチェックがばらばらになってることがありました。結構な頻度でです・・・
不具合の規則性がよくわからないので、ファイルを開いた後に、一通り各レイヤの状態のチェックをするのが癖になりました。(でもレイヤ数が多いと面倒です)
私の場合は既存3レイヤ以外に7つまで、合計10個までって、レイヤの数に自分で制限をかけていますけど、多い人はもっと多いと思います。
この不具合は、優先的に直して欲しいと思いました。
2:レイヤの表示切り替えはSHIFTキーを押しながらレイヤタブをクリックで切り替えができますが、Drawの欠点のひとつに、レイヤの状態が明示的ではないということです。(不具合ではありません。現在の仕様です。)
これかなりつらいです。Drawが多くの画像処理ソフトのようなプレビューのあるレイヤ状態の表示もしくはCADやInkscapeのようにレイヤツリーで表示・印刷・ロックなどが切り替えられ、常にレイヤ構造が把握できると助かります。レイヤがタブになってる形式は以前他のソフトでもあったし、理解できなくはないけど、古い感じがしますし、やっぱり直感的には使いにくい。タブが多くなるとタブ表示されませんからね(^^)
タブのスライドって、結構辛いんです・・・
それに、タブだとレイヤ構造が子を作れないでしょうから、すごく使いにくい・・・
3:これは致命的・・・ファイルの中のデータが欠損することがある・・・
実は2回ほど経験しました・・・バックアップを必ず取りながら作業していますので、まあ、1時間程度の作業が無くなる程度ですけど、これ、バックアップ先のファイルも消えてしまっていたらと考えるとこわいです。これもまだ2回しか経験していないので、法則性はわかりません。
前者のレイヤの状態の問題は、もしかしたらですけど、ファイル内の情報とメモリー内の情報が何かしら影響してしまうのかなって思ったりもします。でも、ファイルの中身が消える(一分のデータが消えます)のは・・・全くわかりません。これもメモリー絡みなのでしょうか・・・
4:これも不具合ではないけど、なんとからなんの・・・的な・・・
Drawでもツールバーが自由に設定できるんですけど、ここうまく作り込んでおかないと、各コマンドに入った時点で、専用のコマンドバーが表示され、作業画面の高さが変わって(小さくなって)、作業画面がその都度動いてしまいます。
また、フォントを輪郭(or曲線)に変更したものを選んで編集しようとした時に、フォントオブジェクトを選ぶと一度他のオブジェクトの色が薄くなりフォントオブジェクトが選ばれた状態になるようなのですけど、これ、ダイレクトにクリックした文字が編集状態(頂点が選べる状態)になって欲しいような気がします。ワンクッションある必要があるのかなって思いました・・・設定があるのかどうかもわかりにくいです。(ちなみにフォントそのものの編集の時も、一旦オブジェクトの選択状態になる時があります。)
まあ、DrawはLibreOfficeの付属品扱いなのかなって思ったりしますけど、わたし的にはCalc・Impress同様すごく使うソフトなので、開発頑張って欲しいです。Writerはあまり使わないんですよね(^^)
ちなみにDrawの頂点編集は、Inkscapeと同じ感覚で使えるのでかなり便利です。ブーリアン(足し算引き算とかの合成)は、Drawの方がわかりやすい時もあり、Draw単体でかなり作り込めるようになってきました。まあ、でも、やっぱり一から線を引いて描いていく時は、Inkscapeでないとできないですよね(^^)。ブラシの選択できないし・・・