あ、思い出した

ヤギPがまだ子供の頃のお話しです。
先日AF様のブログにAF様がヒマワリ咲いたよって、書かれてて、わたしの中で何か思い出せずにいたことが、今思い出しました。
ヒマワリすごく好きで、小さい頃、施設からおとさんたちのところに来て、そこにいたおばあちゃんと時々遊んで、その時に、ヒマワリの種をすごく集めて、いろんなものを作りました。たぶん、食用なんだったんだと思うけど、おばあちゃんは自分で作った型紙とかに種を貼り付けていって、お花を飾れる白鳥みたいな壺?とか、螺旋状のよくわからない壺?とか、いろいろ種を一つ一つくっつけて、きれいな模様にして楽しんでいました。
種の縞模様が、色んなパターンの模様を作って、すごくおもしろかったの思い出しました。それが立体になってると、すこし不思議な、ちょっと野性味のある感じで、これまた不思議な感じだったのも思い出しました。

もうだいぶ前になるけど、交通事故で失った記憶、今ではかなり戻せたと思うけど、こんなことがありました。
最近になって子供の頃に一緒にいたんだよって言ってくれる人がいて、その時は顔もわからないし思い出せなかったけど、その人とお話しているうちに、声(正確には、きっと音)で、あっ、なんとなく思い出してきたって思ってたら、その子のにおいと空気っていうか、その感じが伝わってきて、あぁ~~思い出したぁ~~!って、思わず叫んじゃったんです。
ほんとに申し訳なかったけど、そこまではなんとなく話し合わせてたんだけど、その時はじめて、その子がいたことを思い出しました。でも、顔がぜんぜん違うからそう言ったら、あんただってぜんぜん違うよって笑って言ってくれた。そもそも、あんたがそんなにバカでかくなってるとは思わんかったって・・・そう、その子とは小学校の途中から中学入るまでだったので、短い期間近くに住んでて遊んでくれた子なんです。
施設の子はほぼ写真で思い出してるし、学校も写真があるのでなんとなく思い出せるけど、そう、そういうところでないわたしの記憶の部分が思い出せてすごく嬉しかった。今も時々メールしてます。
腕がなくなっちゃったこととかいっぱい話したら、泣くから、あほやなぁ~~、腕ないのわたしなんやからあんたなくことあらへんやん、って、笑って話しました。その子はすごくやさしくて、近所のアイドルだった子。
(さっき顔がぜんぜん違うって言ったけど子供の頃はすごくかわいい感じが今はすごくきれいっていうか、ほんとにわたしとおない歳?って言うくらいきれいなの。)
わたしは細ヒョロ娘だったけど、男でも大人でも嫌な人には喧嘩とかしまくってたから、どうしてこの二人が一緒にいたのか、きっと、周りの人は不思議だったかもしれない。たったの3年程だったけど、覚えてくれてたんだぁ~~って、嬉しかった。そう、一番嬉しかったのは、これは全然思い出せないんだけど、どんぐりと何かの種となんだろ?よくわかんないもので作った首飾りかな・・・その得体のしれないものをおばちゃんになった今も持っててくれたこと。普通捨てるよねぇ~~って言ったら、また泣くから、爆笑してしまった・・・。でも、そのあと、わたしも泣いちゃったよ。
そして、愕然としたのは子供さんがもう大人であるということ・・・おい・・・やることやったね・・・さすがアイドル・・・くそぉ~~~
って、言ったら笑い転げてた。
無くした記憶はたくさんあると思うし、きっともう二度と思い出せないものもたくさんあるやろなって思うんやけど、こんな風に思い出せた記憶はわたしの宝物です。
一番の宝物は、その子の存在。
時々会いたいなって思ってる。
このページはその子には秘密にしてるの。